ポルシェ911スピードスター「歴史的希少車をカーコーティングで藝術的輝きへ、これこそカーディテイリングの真骨頂」

カーディテイリングのお志事は、お車を綺麗にするのが基本ではありますが、お客様のカーライフの中で愛車への想いや拘りを汲み取り一番最幸の状態へと導いていきます。

施工させていただくお車も国産・輸入車問わずスポーツカーやミニバン、主流になっているSUVをはじめ、趣味性の高いスーパーカーやクラシックカーまでと様々です。

カーディテイリングは施工させていただく者にとっては、綺麗になっていく過程が何とも言えず、楽しくワクワクしてしまう醍醐味ではございますが、色々なお車に携わることができるのもまた醍醐味の一つでございます。

今回、とても希少なお車がカーコーティングのご依頼でお持ち込みいただきました。
1989年だけの限定生産車で世界で約2000台、日本正規輸入で約50台という
「ポルシェ911（930型）スピードスター」
滅多にお目にかかれない見る人が見ればすぐに分かり、思わず興奮してしまう一台です。
近々、雑誌の撮影が控えており購入した際にはコーティングをしたが、あまり乗る機会もなくガレージに保管されたままでしたので、撮影を機に綺麗にリフレッシュされたいとのご要望でした。

診断ガレージにて特殊照明の下でボディの状態を確認させていただいたところ、年月の経過でボディ全体に円を描いた洗車キズが入っているのが見受けられました。
また、幌コーティングの施工のご依頼もあり透明なシールド部分が劣化で白っぽく濁っていたので出来る限り透明感を復元して欲しいとのことでした。
雑誌の撮影もあることなので、ハードポリッシュコースにて進めさせていただきました。

ガレージに保管ではございますが、埃なども細部に詰まっておりましたのでしっかりとしたクレンジング洗浄を行い、汚れだけではなく余計な油分なども除去し素の状態へ。
無数の洗車キズをはじめ、塗装表面がボヤッとしておりましたので塗装を一枚剥ぐようなイメージで粗磨きを行い、デリケートな塗装と曲面が多いボディラインなので
バフやコンパウンド、ポリッシャーなどを変えながら一面一面丁寧かつ繊細に幾度と工程を重ねながら磨き、塗装本来が持つ色味や艶感を復元してコーティングの密着性を高めていき、美観だけではなく効果を最大限に発揮できるように促していきます。